トゥリマカ日誌(仮)

ジャカルタ暮らしの知恵、観光、グルメ、ファッション、カルチャー、子育てのこといろいろ。比較、体験、レポートします。

インドネシアごはん:シンコンもちをつくってみる

今週のお題「いも」

子どもが学校でシンコンを収穫してきた。シンコンとはキャッサバ芋のことで、インドネシアではよく食べられている野菜のひとつ。タピオカの原料でもある。

しかし、シンコンなんてどうやって調理したらいいんだ?

子どもに聞いても、わからないという。そもそもシンコンが何かもわかってなかった。
あ、食育としてそういうの教えてるわけじゃないのね…とちょっとがっかり。教えてもらおうと思ったのに(笑)。

東京の保育園通っていたころは、栄養士さんがレシピとか栄養素とかプリントですごく細かく教えてくれたんだよね。栄養士さんのレシピってグラム表記だったりして高度すぎてむずかしいときもあるんだけど…。わたし料理嫌いなんで…。 

シンコン(キャッサバ芋)

さて。子どもが持って帰ってきたのは、20cmほどのもの。ネットで「シンコン レシピ」など検索するも、「新婚 レシピ」とかがサジェストで出てきてイラっとする。

いくつかあたったものの、いまいちピンと来るものがなく。チップスは上手に揚げられる自信がないし、kusukaで十分おいしいし。蒸すのがおいしそうだと思ったが蒸し器がない。炒める感じでもなさそうだ。わたしは甘いものよりしょっぱいものが好きなので、スイーツをつくるという気分でもない。 

なんとなく質感で、「すりおろして揚げたらおいしそう…」という感じがしたので、直観を信じてやってみることにした。そういうレシピもいくつか見つかった。ただ、中に何か入れるレシピしか見つからず、「いや、大根もちみたいなシンプルなやつでいいんだよ!」と思い、これまた直感のまま、なにも入れずに作ることにした。

シンコンをすりおろす

さっそくシンコンをすりおろす。わが家にはおろし器すらないので、代替・しゃもじで。すりおろすのにめっちゃ時間がかかる。疲れる。しんどい。

すりおろしシンコン

ふーっ、すりおろせた…! 20分くらいかかった。。ネバっとした感じもなく、質感はおからっぽい。これなら、つなぎはいらなさそう。

ここに、

  • 中華だし…小さじ3/4
  • 塩…少々
  • こしょう…少々

できわめてシンプルに味付けして、丸めて揚げるぞ!

シンコンもち レシピ

キツネ色になるまでよく揚げて、

シンコンもち レシピ

できあがり!

外はカリっ、中はもっちもち。シンプルだけど、おいしかったです。子どももよろこんでいたので大成功。おなかにたまるのでおやつにもいいし、適度な塩気でビールもはかどる。

・・・・・ 

シンプルおいしいシンコンもち レシピ

<材料>

  • シンコン…20cm
  • 中華だし…小さじ3/4
  • 塩…少々
  • こしょう…少々
  • 揚げ油…適量

<つくり方>

  1. シンコンは皮をむく。
    ピーラーでもよいし、境目が見つかるとぺりぺりはがすこともできる。
  2. シンコンをすりおろす。
  3. すりあがったら調味料をすべてまぜ、好きな大きさに丸める。
  4. 小さめのフライパンに1cmほど油をしき、キツネ色になるまで両面をよく揚げ焼きする。
  5. できあがり! おつまみやおやつに。