ジャカルタでのマンション・アパートさがし
駐在員の方はそもそもアパートの指定があったり、不動産仲介業者の指定があったりしそうだからあまり参考にならないかもだけど、自分のアパート探しについてふりかえってみようと思う。
家探しの基本だけど、主に家にいるのは奥さんなので、奥さん主導でアパート探しができるとベスト。先に旦那さんがジャカルタ入りしている場合は、旦那さんのいるホテルに転がり込むところから始めるくらいがよいと思っています。一時帰国チケットが限られてるなら、ここで使ってもいいくらい。今は新型コロナ対策による隔離期間があるのでたいへんだけど…。
わが家は2018年8月にジャカルタ入りし、1か月ホテル暮らしをしながらゆっくりマンションを探し、9月に一回帰って準備をし、10月に引っ越しをしました。
夫の赴任が決まり2018年8月にジャカルタに来て1ヶ月ホテル暮らしして9月に1回帰国して10月に引越しをしたんだけど、この1ヶ月の慣らし期間は大きかった。モールやスーパーをめぐってジャカルタにあるものないものが把握できたので船便使わず来られたし、スムーズに生活をはじめられた。
— nariyuki@jakarta (@nariyukiJKT) 2020年1月15日
・まずはサービスアパートメントやホテルに滞在
サービスアパートメントとは、ホテルとアパートの中間といったところで、清掃やタオル交換などひととおりのサービスがついている長期滞在向けのホテルのこと。キッチンやフライパンや食器などもついているので、お料理も問題なし。
ジャカルタ入りしたら、夫のいるサービスアパートメントやホテルに転がりこみ、家探し開始!
・子どもがいる場合は、あらかじめスクールバスが停まるマンションをピックアップ
子どもがいる場合は、住むマンションがかなり絞られます。
多くの方はJJS(ジャカルタ日本人学校)に行かれると思うけど、その場合JJSのスクールバスの巡回ルート上に住まないといけません。バスが停まるマンションはサイトにリストアップされているので、基本そのなかから探します。
ルート上であれば未掲載でも通ってくれるようだけど、リスト内から選ぶのが無難かな。日本人が多く、ほかにお友だちが住んでいる証でもあるので。
JJSでなくても、入りたいインターナショナルスクールの近くに住むとか、スクールのバスルート内に住むとか。とにかく子どもの学校によって住む場所はだいたい決まってきます。
・マンションは突撃訪問OK
経験上、直接訪問で断られたことはありません。狙っているマンションがあれば、仲介業者を通さず見に行って大丈夫。
日本人ならドアマンがとくに何も聞かず中に入れてくれるので(笑)、レセプションに「賃貸部屋を探しているので見せてほしい」と言えば、運営会社の担当者を紹介してくれます。担当者不在の場合も、「部屋は見られないけど共有施設は勝手に見て回っていいよ」と、プールやジムなどの場所を聞いて見学することが可能でした。
見て回るだけでも、どういう層が住んでいるのかなどだいたい把握できます。ファミリーが多いな、とか。欧米人が多いな、とか。建物古いなーとか。でもジャカルタ、古いマンションの方がつくりはリッチな気がする。
日本人が多く住むマンションであれば日本語を話せる担当者がいたりもします。いなくても、英語はだいたい通じるのでそんなに困りません。
ここでいいなと思った部屋の広さと家賃を確認しておきましょう。家賃はほとんどの場合USDで提示されます。聞けばマンション全体の相場も教えてくれます。「このマンションは2Bedroomで〇USDくらい、3Bedroomならミニマム〇USDで~」といった具合。
あとは日本の物件探しと変わりません。予算内で間取りや内装の好みに合った部屋を探します。ジャカルタのアパートはそれぞれ部屋にオーナーさんがいて、賃貸を行っています。インテリアの雰囲気などはオーナーさん次第。好みの部屋が見つかるといいですね。
わかるようであれば、直前にどういう方が住んでいたかを聞くのもよいかも。直前が日本人だと、なんか安心感があります。実際、そういう部屋は状態がよい。とくに2Bedroomなど狭めの部屋の場合、前の方が「日本人の一人暮らし」とかだと、めちゃめちゃキレイ。料理なんかもほとんどしてなかっただろうし(笑)キッチンもピカピカ~。
担当者には、名刺をもらうか電話番号をもらっておくといいです。内見後も、WhatsAppでいろいろ聞けるので。
・契約と交渉
ジャカルタでは一般的に1年分の家賃を全額前払いします。もちろんここは会社に払ってもらう方が多いと思うので、細かいことは割愛。
契約の際に、オーナーさんと設備の交渉も行います。皿、コップ、カトラリーなどの小物から冷蔵庫や洗濯機などの大物まで。とにかく欲しいものはすべてとりあえずリクエスト出しましょう。うちは船便つかわず来ているので、部屋の設備はほとんどオーナーに頼んだもの。
個人的に「乾燥機」がマストだったので、家探しの段階で乾燥機が導入可能かというポイントで家探しをしました。雨季でもガンガン洗濯できて助かってます。うちはメイドさんもいないし、日本でも乾燥機ユーザーだったので、もう、ちまちま靴下なんか干してられないし…。
ジャカルタで一回引っ越しも経験しているけど、冷蔵庫が小さかったので冷凍庫をもうひとつお願いしたり、結構通るもんです。空気清浄機をお願いしたという人もいます。
ちなみに鍵交換もお願いしてみたんだけど、なんと部屋内での交換で、バスルームだかベッドルームだかのカギと交換されていたみたい。そういうものなのかな? ちょっと笑いました。やらなくてもいいかも。
あとふつうはしてくれると思うけど、部屋のクリーニングとペストコントロールもお願いしておくとよいでしょう。ソファやラグなども洗濯してもらおう。
逆に、気に入らない家具や飾りは引き取ってもらうこともできます。
料金の交渉もここで。わが家はネット代・電気代・水道代すべて込みで家賃を設定してもらいました(ガスのみ自腹)。
参考までに、わが家のリクエストは下記の通り。
- ハウスクリーニング
- 玄関のカギ交換
- 不用品の引取
- ガロン水×2
- 衣類乾燥機
- サブの冷凍庫
- 扇風機
- 炊飯器
- カトラリー一式
- 鍋、フライパン
- 包丁、まな板
- シーツ一式
※洗濯機、電子レンジ、トースター、ウォーターサーバ、掃除機、アイロン、アイロン台、物干し台は備付済み
・住んだあとのサポートについて
わが家の場合、最初に飛び込みで内見した際についてくれた担当者が、会社との契約から大家さんとの交渉、その後のアフターケアまですべてやってくれています。
わからないことがあればWhatsAppで聞けるので、非常に助かる…! やはり住みはじめてから「ここが壊れていた」とか「ネットがつながらない」とか多少あり、その際テクニシ(メンテナンス業者)同伴で来てくれます。しかも時間通りに!これ超重要。日本で就労経験のある方で、英語・日本語・インドネシア語ができ、通訳もしてくれて信頼しています。
Twitter見ているとテクニシ対応に困っている人が多いので、不動産屋さんによってはこういうことしてくれる人が付かないのかな? わたしはジャカルタで日本人が住むようなマンションはかなりの数突撃しているけど、ほとんどに日本語が話せるエージェントがいました(でもレセプションはその人が日本語OKなことを知らなかったりするので紹介はしてくれない笑)。そういう人を通すと、そんな意外なメリットがありますよ。
[https://twitter.com/nariyukiJKT/status/1172050979048452096:embed#うちの家のエージェントさん、英語日本語できるインドネシア人なんだけど、日本語で会話するときボチョール(エアコンの水漏れ)のことを「ボチョボチョ」っていうの。かわいい。