トゥリマカ日誌(仮)

ジャカルタ暮らしの知恵、観光、グルメ、ファッション、カルチャー、子育てのこといろいろ。比較、体験、レポートします。

サワブサール散歩〜レジェンドマルタバとミーアチェ

今回のお散歩は、バスに乗ってSawah Besarサワブサールへ向かいます。目的はミーアチェを食べること、レジェントマルタバを買うこと。

わたしはTransjakartaトランスジャカルタの1番というバスを大変に愛用しています。1番バスはKota コタ 〜 Blok M ブロックエムというもので、ブロックMからBundaran HIブンダランハーイーまではMRTの路線とほぼかぶっています。2023年現在、MRT フェーズ2の工事により、ガジャマダ通りJl. Gajah Mada やKota 周辺が通行止めになっていることも多く、チャイナタウン(パンチョラン Pantjoran、グロドック Glodok)〜旧市街(コタ Kota)に行くには通行止めの影響を受けないTransjakarta が最強なのです。また、バスは専用レーンを走るため、ガジャマダ通りやスディルマン通りJl. Jendral Sudirmanの渋滞に巻き込まれることもありません。時間の正確性には欠けますが、乗ってしまえば結局一番早いなと思っています。ちなみにMonasモナス(博物館前)も通ります。とにかく観光に便利!

※ちなみに2023年現在、Jl. M.H. Thamrinタムリン周辺でバス停のいくつかが改装中です。改装中のバス停は完全スルーで、付近にも止まりません。現在Sarinahサリナー駅あたり止まりませんのでご注意を。

ということで、今回は最寄りのバス停から1番バスに乗り、Sawah Besarサワブサールを目指して出発!(というかすみません、写真はすでにサワブサール駅です)

Mie Aceh Pandrah

サワブサール駅で降りて、まずはお昼ごはんのミーアチェを食べに行きます。Twitterで見かけて気になっていた店です。

これは途中にあったよすぎる薬屋さん。よすぎる…。なんか干してあるし。最高。

ここがお目当てのMie Aceh Pandrah。意外と若い方が調理されていた。

じゃーん。ミーアチェです。ここはMie Goreng(焼きそば)、Mie Kuah(スープ麺)、Mie Tumisから選ぶことができます。今回頼んだのはTumis。直訳すると「炒め」なんだけど、なんというか汁気があるやつね。具にはTelor卵をオーダーしました。

アチェにはインド系の文化が入ってきていることから、ミーアチェにはカレーの影響がみられます。アチェ料理はかなり辛いという印象があるけど、ここのは辛すぎず食べやすかったです。すっきりと辛く、複雑なスパイスのうまみ。うーん、かなりおいしい。店構えとは裏腹に(失礼)、つけあわせのアチャールも美しい。

飲み物はいつもEs Teh Tawar(無糖ジャワ茶)を頼むのですが、今回はEs Timun(きゅうりジュース)をオーダー。刺激とほてりをすっとおさめてくれます。

食べてる途中、高速で駆け抜けるなにかがドスンと足に当たったような気がし、隣の席の女の子の「ヒッ」という悲鳴が聞こえたような気がしたけど、子猫だよね。ねずみじゃないよね……

Jl. Sukarjo Wiryopranoto

つぎはマルタバのレジェンドに向かいます。ミーアチェのお店のあるこの通りは、自動車/バイク関連グッズのお店が多いよう。

Jl. Pecenongan Raya

マルタバレジェンドのある通りに来ました。ここは飲食店が多いみたい。色褪せた謎のキャラクターがお出迎えしてくれました。これってアルファマートのやつ?

街灯もかわいくて、向こうにモナスも見える。

おかゆのレジェンド、Bubur Kwang Tungもここに。Gofoodで頼んだことがあるのだけど、とにかく量が多くてよかった。お店もなるべく人数がいるうえで来たほうがよさそうです。

Martabak Pecenongan 65A

そしてこれがお目当てのマルタバレジェンド。レジェンドらしく、店名は至ってシンプルに住所そのまま。1970年からこの場所にあるそうです。ジャカルタで多く見かける、さまざまなフレーバーを用意しているマルタバの店は、ほとんどがここの模倣と言われているのだとか。

店先で店員さんたちがなにかのフレーク?から虫?を楊枝でよけていたような気がしたけど、これも見ないふりをして注文します。Martabak Telur Ayam Jamur(鶏ときのこのマルタバ)とMartabak Manis 1/2 TOBLERONE 1/2 Keju(甘いマルタバ、トブラローネとチーズのハーフ&ハーフ)をオーダーしました。ここはこのトブラローネをつかうマルタバが有名とのこと。ここの常連である俳優さんが考案したものだそうです。

店先では従業員さんの子らしきキッズたちが遊んでいました。その子らのほほえましい姿に目を細めつつ、調理を待ちます。

マルタバをつくっているところを見るのはとっても楽しい。デリバリーが楽だけど、たまにはこうして店に訪れてながめるのもいいものです。

できあがったふたつは、ずっしり重い。これを持ってまた歩いて家に帰るんだけど…

これが家で開けてみた図。うんうん、おいしい。比較的何処で食べても安定してるManisに対しTelurは意外と当たり外れのあるイメージがあるんだけど、ここは当たりだ。フィリングがちゃんとおいしい。

Manisの方もさすがトブラローネ。チョコがおいしいから、当たり前においしい。

Jl. Batu Tulis Raya

荷物は重いけど、散歩しつつ帰ります。帰りはJl. Batu Tulis Rayaを通って、TransJakartaのハルモニHarmoni駅を目指します。ここもなかなかグルメな通りでした。

和食さとだ! インドマレットに弁当があった気がするけど、路面店ははじめてみたかも。

しょっちゅうデリバリーするAyam Presto NITA。アヤムゴレンの店なんだけど、なんとここのは骨まで食べられるんです。骨をよけて食べるのがたいへんなアヤムゴレンだけど、ここのなら小骨程度ならバリバリ食べられるの。ここはサンバルもおいしいよ。

かわいらしいカップケーキの店もあった。Google Mapsにピンどめしとこ。前回も書いたんだけど、異国での散歩なのでなるべく計画通りに動き、飛び込みはチェーン店を除いてほとんどしません(飛び込みで入るのはまじでスタバくらい笑)。散歩で見つけた店はマップにブックマークしておき、また次に回しています。

ハルモニ駅につきました。ここはバスのハブ駅になっていて、いくつかの路線が交わっています。

ハルモニ駅から見えるこの建物は、元Hotel des Galeries。車で通るときもここの信号で一時停止することが多いから、見覚えがあるという方も多いはず。オランダ領東インド時代の建物で非常に美しい建築なのだけど、見ての通り廃墟。一等地なのに。なんとかしてほしいところだけど、個人所有だそうでなんともできていないとか? もったいない。少なくとも、壊さないでほしいけど。Pos Blocのような再開発を望みます。

Bundaran HI駅

大好きな1番バスに乗り込み、そのまま家まで帰ろうかなと思ってたんだけど、そういえばまだ降りたことないなと思って、Bundaran HI駅で途中下車。TransJakartaのバス停はタムリン通りを中心に大規模な改装工事が行われていて、ここが改装第一号だったかな。できたときはとても話題になりました。ここにはジャカルタの中心とも言えるTugu Selamat Datang(スラマダタンの像、ようこその像?)を一望できる展望台が設けられていて、これが映えスポットとしてSNSで大人気なんです。この日も若い子たちが自撮りにはげんでいました。まあ、個人的にはそんなに…だったかな。そのうちカフェや観光案内所?なんかもできるらしいです。それはよさそう。

再度1番バスに乗り込んで、今度こそ家に帰りました。