トゥリマカ日誌(仮)

ジャカルタ暮らしの知恵、観光、グルメ、ファッション、カルチャー、子育てのこといろいろ。比較、体験、レポートします。

JKT48 TeamKIII 「逆上がり」感想

子どものころからアイドルが好きで、でも在宅派でやってきた。ついに、ジャカルタで現場デビューをしてしまった。JKT48劇場に行ってしまった。

結果、月イチくらいは通おうかな…と思いはじめ、やはり現場は沼だと実感したわけで。(最初はみんな「月イチくらい…」と言うらしい。わたしはでもたぶんホントに月イチだと思う! 主婦だから!)

11月26日(土)、12月15日(日)、ともにTeam KIIIの「逆上がり」を鑑賞。ニワカながらも、少し語らせてもらうことにします。

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11月26日(土)、初劇場。

「NEW FRIEND CAMPAIGN」で入場。なんと初めての客は無料で、しかも優先入場ができる(通常席はBINGOでの抽選式)。4列目中央を陣取り、じっくり鑑賞。

 ※「NEW FRIEND CAMPAIGN」についてくわしくは下記より。
  https://jkt48.com/invitation/new-friend?lang=jp

結果、笑顔が高貴なフィニと、案内してくれた師匠の「彼女、25歳」のひとことでうっかり萌えてしまった、曲中の表情がたいへんよいヨナにひとめぼれ。ほか初見で顔と名前が一致したのは、ダンスと歌がうまく表現力がすさまじいベビー 、声がかわいいムテ(むっちゃん)、少々ハロプロみを感じるインディ、顔の華が強いグラシア、顔が抜群にかわいいのになんかおどけたエリ。…結構わかってるな、わたし。一方、のちに総選挙一位になるシャニはあんまりわかってなかった。見る目ないな、わたし。(ちなみにこの回、師匠の推しのアヤは欠席)

基本的にハロプロ派なので、AKB48の曲はシングル曲しか知らないため、公演内の曲はアンコールのボーナス曲としてやった「Teacher Teacher」しかわからなかった。ただなんとなく、「終わるみたいな曲ではじまって、はじまるみたいな曲で終わるんだな」と思った。

日本人トップオタのMVP(公演来場数が100を超えると、100ごとにメンバーから特別なセレブレーションが行われる)も拝見することができ、一日でものすごい情報量、たいへん濃ゆい経験となった。

ちなみにひとめぼれしたフィニとヨナはどちらも卒業が決まっていることをそこで知り、ショックを受けたりもしたわけです。MVPを受けたトップオタの方も「これまでのKIIIとこれからのKIII」について言及されたりしていて、「もしかしてわたし今重要な歴史の1ページに立ち会っちゃってんじゃないの」と震えました。

そんな感じでホクホクで会場を出て、すぐ後に事件が起こるわけです。

公演後今回の観覧のサポートをしてくださった師匠とFXモールにある某レストランに入って軽食をとっていたところに、なんとメンバー4名が来店。(ついこの前に嵐が警備薄めでジャカルタ記者会見を行ったこともあって、どうやらジャカルタはちょっとやばいです。距離があいまいです。)そしてこちらの食事が終わり退席する際、エリが我々に気づき、笑顔で手を振ってくれたのです。しょっぱなフィニヨナロスになっていた心に隙間にエリがズドンと入ってきました。そんなわけで、劇場観覧で手に入った総選挙の当選券1枚は、エリにvoteされたわけです。もちろん総選挙はリアルタイムでチェックしました。沼のはじまりです。

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12月15日(日)、ヨナの卒業公演。

狙っていた昼の「少女のロマンス」はチケットが取れず、劇場にあるモニターで観覧。体育座りでみました。近くにいたインドネシア人女オタが「誰推し?」と話しかけてきてくれて、ちょっと仲良くなったり。

そして夕方二度目の「逆上がり」鑑賞。二度目ともなるとだいぶ勝手もわかっていたつもりだけど、卒業公演スペシャルということでファンベースの方々がくばってくれたペンラをうまく出せなかったりして、反省点も多々。ニワカのくせに涙ぐみながら鑑賞しました。ヨナは最後まで美しかった。そして師匠に手配していただいた券で初のツーショットも体験。最初で最後のヨナ、なんてぜいたくなことをしてしまったんでしょうか…。たぶんどっかで適度なバチが当たっているはずなので許してください。ツーショは家宝にします。

JKT48 Viviyona Apriani ヨナ

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「逆上がり」公演について

AKB48でもTeam Kが行っていた公演だそうで。在宅楽曲派としてめちゃめちゃカンタンに解説します。

01. overture

パーティが始まるぞ! 備えろ!!!

02. Telapak Tangan / 掌

「終わるみたいな曲ではじまるな」がこの曲。前向きで力強い歌詞の切なバラード。

03. Saka Agari / 逆上がり

表題曲。アップテンポで盛り上がる。インドネシア語歌詞でもサビは「逆上がり♪」なので親しみやすい。Bメロで「フー!」したり、サビの「逆上がり♪」はいっしょにフリをして歌おう。

04. Penyangkalan Diri Requiem / 否定のレクイエム

あとで見たらとんでもない歌詞でビックリ。一転してシリアスに、クラスメイトの死を嘆く曲。そりゃヨナさんそういう顔で歌うわな。コールとかしてる場合なのか。あの曲に似てるなと思ってたら、それで有名だそうだ。

05. Keringat Itu Tidak Berbohong / その汗は嘘をつかない

また一転して元気いっぱい部活系青春ソング。甲子園言ってるし。というか最初のこの4曲はいろいろな側面から青春なんだな。Bメロではお決まりのPPPH決めて、サビはタオルをふりまわすつもりでペンラを回そう。

06. End Roll / エンドロール

自己紹介をはさんで、4人体制でこの曲。この曲で、ベビーの表現力に脱帽した。グラシアってもしかして野呂佳代じゃない?って言ったら怒ります?

07. Si Bintang Jatuh yang Egois / わがままな流れ星

2人体制。Winkのような衣装で、曲は懐かしテクノポップ調。たしかにシャニがかわいい。「よっしゃ」と最後の「よろしく~♪」は日本語。

08. Warna Cinta / 愛の色

薄布舞う衣装がかわいい。エリが一生懸命キビキビ躍るのがかわいい。ギターリフがかっこいい。作曲は「初日」「Dear my teacher」(どっちも好きな曲)と同じ人なんだよねえ。最後全員がパタリと倒れて「抱きしめられたら」につなげる流れもよい。

09. Jika Aku Dipelukmu / 抱きしめられたら

フィニとヨナが出てくるので好き(これからどうなるんだろ)。妖艶な雰囲気ながら、どうしてもキュートになっちゃううう゛んアイドル最高!みたいな感じ。この公演の中でじつはたぶん一番好きな曲。

10. Balada Serangga / 虫のバラード

ソロ曲。2回目でアヤ版を鑑賞。さんざん大人数の曲聴いているのに、突然ひとりでも全然ステージがもっちゃうミラクル。花道(合ってます?)に出てきたときのオーラすごかった。

11. Pura-Pura dan Kepalsuan / フリしてマネして

全員に戻る。サビが「Berpura-pura」ととても語感がよい。「フッフー!」と応えよう。前曲までのしっとりした感じから、後半へ盛り上げるいいつなぎになっていると思う。

12. Seberangi Lautan / 海を渡れ!

旗をもって駆け回るアップテンポナンバー。こういうときのエリかわいいんだなあ。Bメロは短めのPPPH

13. Party di Sudut Jalan / 街角のパーティー

古参のTeam Kファンとか、海外でこの歌が歌い継がれていることに感動したりしないですか。今アジアの各地でパーティが毎日行われてるんだよ? っていうかアイドルが「フー!」っていう曲はだいたいいいんだよ。ハロプロで証明されてる。

14. Fan Letter / ファンレター

アンコール前ラスト曲。アイドルがアイドルの苦悩を歌う曲もだいたい名曲なんだよ。アイドリング!!!の「職業:アイドル。」とかそれこそ「初日」とか。そのうえ作曲がエイベックス系の人なのでもうなんつうか、強い。サビのユニゾンが泣ける。

encore 01. Terhina / 不義理

正直「不義理」と「ハンパなイケメン」はよくわかんないんだけど、起承転結の転、青春成長物語でいう「いろいろあったけど」部分なのかな?

encore 02. Ganteng Tapi Nanggung / ハンパなイケメン

「ハンパなハンパなイケメン~」は日本語。

encore 03. To Be Continued / To be continued.

「はじまるみたいな曲で終わるんだな」がこれ。いやでも横揺れ系で手を振るフリが合うサビだしよく聴くと全然終わるんだけどね。すごく前向きな感じでさわやかに終わる。ものすごい読後感。ラストサビ前で2人ずつペアでポーズ取っていくのがかわいい。「大声ダイヤモンド」とかAKBGの多くのシングル曲を手掛けてる作家の曲だからまちがいない。日本語詞でいう「今日は今日でよかったのさ」部分のくるくるしたメロディの「つづく」感ね! インドネシア語歌詞でも「hari ini(今日)」という単語がバシっと収まっていて気持ちがいい。

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Team Jではフェニ、アカデミーではフロラが気になるので(Team Tはまだみつけられていない)、ほかの公演も今後行ってみたいと思います。とくにアカデミーに「初日」を聴きに行きたい!