ジャカルタのアパート、日本人が住むようなところはそれなりに高級レジデンスだと思うのだけど、まあまあトラブルがある。自分なりの解決策があるので、ここに記しておきます。
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1. 虫が出る
わが家はGこそでないものの、小さな茶色いアリがたまに出ます。あとは、なぜか一回コオロギが洗面所で死んでたことがあります。ほかにもジャカルタのアパートでは、ハエ、コバエ、蚊、便所虫、トムキャット、蛾、なんかが出るといいます。とくに雨季などは虫が発生しやすい。嫌ですねえ。
解決策:ワンプッシュベープを常備
アリは発生してから数日放っておくと、だんだんと列になってきます。列のもとをたどると、アリの発生源がつかめます。だいたいタイルの隙間とか、そういうところに小さい穴が開いていて、そこから出てくるようです。そういう場合はコーキングで穴を埋めるという方法があるのだけど、コーキングをつきやぶってまた現れるという話もあります。わたしはたいそうズボラなやつなので、列になるまで待てないし、コーキングを買ってきて穴を埋めるなんてそんなめんどくさいことはしません。
ワンプッシュベープは、アパートに出るすべての虫に効きます。個人的には、ほかに虫対策用品はいらない。
しばらくまいていると、アリもなんかしら学ぶのか出てこなくなります。
お出かけ前に全部屋にまいてから出ていくのがオススメ。人間にもたまに効いちゃう人がいて気持ち悪くなったりするそうなので、これがいいです。「全部屋」というのもポイントで、キッチン・リビング・バスルームすべてにまきます。逃げ場をなくすためです。
ワンプッシュベープに当たった虫を観察するに、神経に効く感じのようです。なのでふつうに死骸はそのへんに転がる感じ。それをガムテープなりでとる作業は必要です。アリなんかは細かいので結構大変、わたしは掃除機で吸っちゃいますけど。卵持ってそうなタイプの虫は掃除機で吸わない方がいいです。
オススメはグリーンティの香り。サクラやオレンジは気持ち悪くなるので自分は無理だった。あとはラベンダーがいいらしいと聞きます。
家に出るアリ、地道につぶしつつワンプッシュベープをたまにまくようにしたらいなくなった。ただ、部屋のすみで見たくない虫がひっくり返ってるのを見てしまったり、なぜか夫が弱ったりしたが、とにかくそのくらい効く。 pic.twitter.com/Pfc7zgDMhl
— nariyuki@jakarta (@nariyukiJKT) 2018年11月17日
解決策2:Dettolで掃除する
これはまだ検証中なのだけど、Dettol(消毒液)を希釈したもので床などを拭き上げておくと、虫が寄らないという話を聞きました。Dettolはなかなか匂いが強く苦手な人も多いかもしれないけど、一度つかうとなんだかやめられなくなる不思議な商品。その消毒効果からコロナ禍で再評価された商品で、虫よけにもいいそう。
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2. エアコンの水漏れ(ボチョール)
年中稼働させているエアコン、1年に1回くらい水漏れします。ポチャン、ポチャン、くらいのものから、うそでしょってくらいにザバーと漏れることもあります。
解決策:テクニシ(エンジニア)に修理を頼む
「水漏れしました」とふつうにテクニシを呼んでも、テクニシはフィルター掃除しかしてくれません。フィルター掃除で直る場合もあるらしいけど、ボチョールするほどフィルターはそう汚れないです。
とくに使っていない部屋のエアコンから水漏れする場合など、基本水漏れの原因はドレンの詰まりです。テクニシには「掃除もだけど、修理をしてほしい」「フィルターだけじゃなくてドレンも見てほしい」とお願いするといいでしょう。
たぶんSHARPのエアコンをお使いの方が多いと思うけど、カバーを外した右下にホースがあるので、それをテクニシにブっと吹いてもらうとよいです。このとき家にある全部のエアコンからドチャっと真っ黒な水が飛び出てくることを想定しておいてください。ベッドやソファなどは避けておいてね。場合によっては虫がつまっているなどして、それが出てくるなんてこともあるみたいです(ホラー)。
わが家は1回引越していて、どちらの部屋でもボチョールを体験しているんだけど、一回はこのドレン詰まり、一回はエアコンの傾きでした。エアコンの傾きはふつうに付け直してもらって、解決しました。
ちなみに、多くの場合、部屋の契約の際にエアコン掃除&メンテナンスを1年に3回はしてねみたいな約束があると思うので注意してください。壊すとお金かかってしまうので。また、掃除は費用がかかる(わが家の場合1台8万ルピア)けど、修理だと大家持ちでお金がかからないことが多いようです。
最近リアルでもtwitterでもエアコンの水漏れ(akaボチョール)をよく聞くのですが、フィルターが汚れているか、ドレンのつまりか、のはずです。今日来てもらったテクニシには「フィルターはいいの!ホースをクリーニングして!」と全身で3回くらい伝えてこの「ブッ」をやってもらいました。全機。
— nariyuki@jakarta (@nariyukiJKT) 2019年7月11日
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3. お湯が出ない
これは結構アパートによると思うんだけど、うちはプロパンガスを自分で買って、給湯器につないでいるパターンです。給湯器はリンナイです。
解決策:エラーコードで検索
エラーコードは世界共通のようで助かります。「リンナイ エラーコード 数字」で検索するとわかります。これはほかのアパートでは違うかも。でもまあだいたい再起動で直ります。
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4. ガスくさい
プロパンガス、ゴム栓が古くなってゆるんでいることが多いみたいで、たまにガスくさいかも!?と思うことがあります。とくにガスが少なくなってくると、漏れやすくなるみたいです。
解決策:マンションのマネジメントに連絡
ここはふつうに、正当に。耳を近づけてみて「シュー」と言っているような気がしたら、すぐにマネジメントに連絡するしかないです。自分でなんかやっちゃだめです。
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5. 電球が切れた
解決策:マンションのマネジメントに連絡
自分で替えるという人も多いみたいなんだけど、基本マネジメントに頼んだ方がいいです。電球は自分で用意しておかなくてはならないかもなので、それも事前に確認しておきましょう。ユーザビリティ一切無視の電飾も多いため、すごく付け直しづらかったりするんですよね。自分でやって万が一壊しちゃうと、これも弁償ものなので。マネジメントに任せた方が無難です。
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インドネシアって、とにかくマンパワーの国だな、とよく思います。
日本だと、そもそも壊れないっていうのもあるから、人に何か頼むってなんか相当のことのように感じるけど、インドネシアはとにかく人が解決って感じ(解決しないことも多いけど)。しょっちゅうなんかしらあるけど、誰かがなんとかしてくれる笑。日本でエアコン壊れたら、…えーっと…どこに連絡するんだっけ…?となりそう。一大事だよね。
幸い、自分のエージェントさんがかなり優秀(日本語英語できるインドネシア人、アパートに常駐している)なので、時間にルーズなテクニシを約束の時間バッチリに連れてきてくれるし、終始立ち会って通訳までしてくれるので助かっています。